CIIDが20年近く“持続可能性”のデザインを眼差し続ける理由──CIID シモナ・マスキ

デザイナーとは『まだここにないもの』を生み出す力、つまりは何かをプロトタイピングする力を持った存在だと考えています。その対象は『未来』にもなり得る。デザイナーとは、『未来をプロトタイピングする存在』なのです。

「デザイナーとは未来をプロトタイピングする存在であり、学校とは未来をプロトタイピングするための場所だ」

デンマーク・コペンハーゲン発のデザインスクール、Copenhagen Institute of Interaction Design(以下、CIID)の共同創業者/CEOであるシモナ・マスキはそう語る。

CIIDはコンサルティングやインキュベーション機能も備えるデザインスクールであり、世界中から学生が集まっている。2024年には、日本でのポップアップスクール開校も予定しているという。

同校の大きな特徴は、昨今注目されている「持続可能性」や「再生可能性」、そして「生命中心のデザイン」にフォーカスしたデザイン教育に、2005年の開校以来ずっと注力してきた点だ。

CIIDが約20年前から、昨今の潮流とも重なる観点に注力したデザイン教育を志してきたのはなぜなのか?「デザイン」の役割について、同校ではいかにして捉えられてきたのか?

本記事ではマスキの足跡を辿りながら、CIID創設に込めた思いと同校のデザイン教育の内実、そして先駆者だからこそ持つまなざしに迫る。

「成長」から「持続」、そして「再生」へ

「教育に関する質問をされるのは、とても嬉しいこと」——インタビュー中、マスキは何度もそう繰り返した。世界的なデザインスクールを築き上げた氏の教育に対する情熱は、いかにして生まれたのだろうか。

まずは、その足跡を辿っていこう。

イタリア出身のマスキは、高校を卒業したあと、ミラノでも有数の知名度を誇る大学に入学し、ビジネスや経済を専攻していた。しかし、入学から1年ほど経った頃、そうした領域が有する「成長」にフォーカスする姿勢が、自身には馴染まないと感じるようになったという。

そんな思いを抱えていた21歳の夏休み。1990年代前半、約30年前の当時に「成長」とは別の価値観の存在を体感することになった。

マスキ「初めてオランダを訪れたんです。そこで目にしたのは、たくさんの風車が市民の生活に溶け込んでいる様子。オランダでは、1991年の時点で、風車によってつくられた自然エネルギーによって市民生活を支えるシステムが確立されていました。

つまり、今では当たり前の言葉かもしれませんが、『環境に配慮した社会』が実現していたのです。その光景を見て、目から鱗が落ちました。経済的な成長だけを志向するわけではない世界がつくれるのだと体感したのです。そんな世界をつくることに貢献したい──そう思った私は、イタリアに戻ってすぐに通っていた大学を辞めました」

そうして、マスキはミラノ工科大学に編入することを選ぶ。選択の背景にあったのは、ステファノ・マルツァーノの存在だ。

ステファノ・マルツァーノ

編注:電機メーカー・フィリップスの最高デザイン責任者や子会社であるフィリップス・デザインのCEOなどを歴任したデザイナー

当時、マルツァーノはミラノ工科大学でEnvironmental Sustainabilityに関する講義を担当しており、その内容に惹かれ同校を選んだのだという。

マルツァーノのもと、社会のサステナビリティを向上させるデザインを学ぶ中で、マスキはある気付きを得ることになる。

マスキ「EUとの共同研究で、サステナブルな洗濯機をデザインしたときのことです。既存の洗濯機のデザインに関するリサーチを重ねる中でわかったのは、洗濯機のデザイン自体に問題があるわけではないということ。サステナビリティに配慮し、デザインされた洗濯機はすでにたくさんあったんです。

しかし、洗濯という行為はたしかに環境に悪影響を及ぼしている。であれば、問題があるのはその使い方、つまり人間の行動なのだと気が付きました。そこから、モノのデザインよりも『(人の)体験と行動のデザイン』、より具体的に言えば、人がテクノロジーと接点を持つ、その体験やその時に生じる行動自体をデザインすることに興味を持ったのです」

さらに、その眼差しはすでに「サステナブル」の「もう一歩先」を捉えていた。

マスキ「『サステナブル』ではなく『リジェネラティブ』、すなわち再生可能なデザインを生み出していくことの重要性も、この頃に学んだことの一つ。サステナブルなデザインとは『今の状態を保ち続ける』、言い換えれば『これ以上悪くしない』ためのデザインです。しかし、それではリジェネラティブとにはなりません。

再生可能なデザイン

編注:製品やサービスをつくるために使われたリソースの再生成を含む

たとえば、ペンをつくる際、地球を汚染しないようにすることがサステナブルなものづくりだとすれば、原料として使った分を何かしらの形で地球に還元するのがリジェネラティブなものづくり。その頃から、地球にとって重要なのは、リジェネラティブデザインだと考えるようになりました」

デザイナーとは、未来をプロトタイピングする存在

「成長」への違和感からデザインの道へ足を踏み入れた氏だが、自らプレイヤーとしてリジェネラティブなプロダクトを生み出す道もありえたはずだ。「大学卒業後、さまざまな企業からプロダクトデザイナーとしてオファーを受けた」と語る氏に、「なぜ『学校』だったのか」と問うと、こんな答えが返ってきた。

マスキ「ジョン・サッカラが『環境問題の80%はデザイナーの責任だ』と言っています。世の中にある人工物は基本的に誰かがデザインしたものですよね。先ほど挙げた洗濯機もその一つですが、『使う』ことを考えてデザインされているものは多い一方、『使った後』のことまでを見据えてデザインされたものはほとんどありません。

ジョン・サッカラ

編注:イギリス出身の作家。オランダデザイン研究所の初代所長を務めるなど、「デザイン」「サスティナビリティ」に関連する多くの仕事を手がける

リジェネラティブな未来をデザインできないのは、デザイナーたちがそうしたデザインをするための教育を受けていないからなのではないか。これが、CIIDを設立した背景にある根本的な問題意識です。未来の社会に貢献するためのデザインをする人たちを、数多く生み出したい。そのための教育をデザインしたいと思って、CIIDを設立しました」

20世紀後半ごろからデザインは「人間」をその中心に据え、進化してきた。「Human Centered Design(人間中心設計)」は大きなトレンドとなり、その考えをベースに生み出されたイノベーションも少なくない。しかし、「そのスタート地点自体が間違っていた」とマスキは言う。

デザインは、さまざまなものづくりは、「人間」にフォーカスをするあまり、より大きな存在である「地球」あるいは「生命」を置き去りにしてしまった。その反動が気候変動といった形を取り、未来に大きな影を落としている。

デザインを「人間中心」のアプローチから、「地球」ないしは「生命全体」へのアプローチに変える——それがCIIDの「責任」であり、志向する教育のあり方だ。

マスキ「デザイナーとは『まだここにないもの』を生み出す力、つまりは何かをプロトタイピングする力を持った存在だと考えています。その対象は『未来』にもなり得る。デザイナーとは、『未来をプロトタイピングする存在』なのです」

「未来をプロトタイピングする」ために求められるのは、単なる「モノをデザインする力」だけではない。先ほどマスキが例に挙げたように、「サステナビリティに配慮した洗濯機」をデザインしたとしても、それを使う人間の行動が変わらなければ、未来は変わらない。CIIDが生徒たちに伝えているのは「行動のデザイン」をする方法であり、その結果として社会課題を解決する力だ。


マスキ「その力をいまある社会課題の解決に生かすことが重要だと私は考えます。たとえば、車をデザインするとしましょう。このとき考えるべきは『車の未来』では不十分です。車をデザインする際に見据えるべきは、『移動の未来』でしょう。そうすることでしか捉えられない社会問題が存在しますし、このときデザインの射程は『モノ』ではなく、それを使う際の『行動』に及びます。モノではなく、行動までをもデザインすることがデザイナーには求められていると思っていますし、行動、ひいては人々の生き方にまで影響を及ぼせるデザイナーが必要とされているのです。

結局のところデザインという行為は、既存の複雑なシステムへの介入のようなものです。 たとえば、車は、駐車場から充電ステーション、交通ルールに至るまで、都市インフラのエコシステムに接続されています。未来のモビリティ体験をデザインするときは、エコシステム全体とその将来の発展を考慮する必要があるのです」

実際、CIIDはトヨタ自動車と共同で、あるプロジェクトを2011年に実施している。このプロジェクトは、車そのもののデザインではなく、「車に乗っている人の体験」をデザインするものだ。AR技術を活用して、パワーウィンドウ越しの風景を拡大したり、その風景の中に絵を描いたりすることを可能にし「車に乗っている時間の質」を向上させることに挑んだ。モノではなく、人々の行動をデザインする——CIIDが志向するデザインが垣間見える一例と言えるだろう。


「学校」を社会から孤立させてはならない

マスキは、デザインの力によって未来の社会にインパクトを与えることの重要性を強調する。しかし教育機関のカリキュラムが、社会との接続性を欠いた“閉じた”ものになってしまっていると感じたことがある人も少なくないだろう。

一方、CIIDのカリキュラムは徹底的に“開かれて”いる。そこに、教育機関としてのCIIDの大きな特徴がある。

CIIDにおける授業は「実際に存在する問題」を起点に進んでいく。すべてのカリキュラムが「実際の社会問題を解決すること」を念頭に置き構成されているのだ。産業の問題、公的機関が抱える課題、その内容はさまざまだが、いずれにせよ問題を提起するところからカリキュラムはスタートする。

マスキ「学校とは、よりよい未来のプロトタイプを生み出す場所だと私は考えています。学校は社会の一部だということを忘れてはなりません。だからこそ孤立させてはなりませんし、社会全体と共に成長し、変化していくべき存在なのです。そして、学校で教えるべきなのは、現在の社会が抱える課題を解決するためのスキルだと考えています。

現実的な話をすれば、大学のような大きな教育機関は、どうしても“勉強”の出来不出来で成績を付けなければなりませんし、そういったところから社会との乖離が生じてしまうものです。ただ、CIIDはとてもユニークでアジャイルな教育機関です。だからこそ、柔軟にその時々の社会の変化に合わせてカリキュラムを組むことができる。CIIDとしては、そういった特徴を生かして他の教育機関をインスパイアする存在でありたいと思っていますし、『社会と共にある教育機関』としての姿を示し続けたいと思っています」

CIIDがいかに社会課題の解決に重きを置いてるのかを示すエピソードがあるという。ある年のサービスデザインのクラスでの出来事だ。

CIIDには試験もなければ、成績もない。ただ、そのクラスでは「毎週金曜日に、その週の活動内容とそれを通して得た学びをクラス全体にプレゼンテーションし、フィードバックし合うこと」だけが決められていたそうだ。当時、そのクラスでは地元の図書館とのプロジェクトを進めていた。そしてある金曜日、複数のチームから「プレゼンテーションに間に合わない」という連絡が入ったそうだ。その際に学校側が下した判断が、「学校」を社会と地続きの存在として捉える、CIIDの「教育」を体現しているとマスキは言う。

マスキ「クラスを受け持っていた教師が間に合わない理由を問うと、生徒たちは『いま、サービスのプロトタイピングをしているところで、実際にサービスを利用している方がおり、図書館の職員からここにいるように頼まれている。どうしたらよいか』と。学校側としては、そのままプロトタイピングを続けさせるべきか、中断させてプレゼンテーションに来させるべきか、判断が迫られました。

その際、生徒たちに伝えたのは『プレゼンテーションに参加することよりも、地域に貢献できるサービスをつくることが重要。だから、プロトタイピングに集中してほしい』ということでした。この出来事に、私たちCIIDの教育のあり方が表れています」

「未来に対する責任感」の伝え方

CIIDが創設されたのは2005年。それから15年以上もの歳月が過ぎ、その間社会にはさまざまな変化が訪れた。サステナブルな、そしてリジェネラティブなデザインを志向するCIIDにとっての大きなトピックは、やはり「SDGs」だと言う。

マスキ「CIIDを開校した10年後、2015年に国連サミットでSDGsが採択されました。そしてESG投資などが盛り上げるにつれ、企業にとってもサステナブルな取り組みは『いいことだからやる』のではなく、『やらなければならないこと』に変わっています。

『やらなければならないこと』

編注:日本においては、2023年1月から有価証券報告書でのサステナビリティ関連情報の開示が義務化された

それは、企業のサスティナビリティに対する向き合い方が、消費者の購買行動を左右する要素になったことを意味しています。サステナブルな、あるいはリジェネラティブなものづくりは、企業にとっても重要なテーマとなりました」

そうした外部環境の変化は、CIIDにさらなる多様性をもたらすことにつながった。

開校当初の入学者は、大学でデザインを学んだ者、あるいはデザイナーを志す者がほとんどだったが、昨今は非デザイナーの入学者が増えてきているという。エンジニアや弁護士、あるいは公務員などが「デザイナーになるため」ではなく、「自らの仕事にデザインの力を生かすため」にCIIDへの入学を希望するケースが増えているそうだ。

加えて、かつてはデジタルデザインやインタラクティブデザインを学ぶために入学する者が多かったが、最近では「課題を解決し、社会を変えるため」にデザインを学ぶ者も増えている。「未来をプロトタイピングする技術としての『デザイン』の認知度が向上していることを感じている」とマスキは言う。

もちろん、変化しているのは入学者側だけではない。CIIDの「デザイン」もまた、変化し続けている。

マスキ「2020年からコスタリカであるプロジェクトを進めており、生物学的な視点を取り入れたデザインに取り組んでいます。いわゆる、バイオミミクリーをデザインにも取り入れるプロジェクトです。そのため、生物学など科学のバックグラウンドを持った教員も増えてきています」

バイオミミクリー

編注:生物模倣。さまざまな生物の生態や自然の仕組みを意思決定に用いること

CIIDがコスタリカを選んだ理由は、その環境にある。コスタリカは決して大きな国ではない。面積は四国と九州を合わせた程度で、人口は約500万人。そんな小国に、全世界の動植物の5%が生息するとされている。コスタリカは、世界で最も生物多様性に溢れた国の一つなのだ。さらに、国内で使用する電力のすべてを再生可能エネルギーでまかなうなど、サスティナビリティの観点でも最も先進的な国の一つとされている。

CIIDはそんなコスタリカでプロジェクトを実施することで「人間にとって」ではなく、「地球全体にとって」よりよい未来を、デザインの力によって生み出すことにフォーカスしているのだ。

環境が変われば、人が変わる。コスタリカでのプロジェクトは、CIIDの生徒たちにも変化をもたらした。

マスキ「コスタリカでプロジェクトを進める中で『人間もまた大きな生態系に属する種の一つなのだという認識を持たなければ、持続可能な、再生可能な未来はつくれない』、そんな認識が学生たちの中にも広がっています。もう一つのきっかけは、コロナ禍です。良くも悪くも、新型コロナウイルスは私たちに、私たちが生態系の一部であることを教えてくれました。

CIIDの卒業生たちの進路は政府機関、起業、民間企業などなど、実にさまざまです。私は企業や政府を含めたすべての主体がそれぞれのゴールだけではなく、『世界のエコシステムとしてのゴール』を掲げるべきだと思っています。卒業生にはそういったビジョンの策定をリードする世界的なリーダーになってもらいたいと考えているんです」

世界的なリーダーの育成を志すからこそ、CIIDでは世界の多様性を感じてもらうことを意図し、コスタリカで3ヶ月、イタリアで3ヶ月、日本で3ヶ月といったように、一つのプロジェクトを場所を移しながら実施することを計画しているという。その背景には、CIIDが環境や未来に対する「責任感」を重視する姿勢がある。

しかし、学生たちにデザインの手法を教えることはできても、責任感を“教える”のは容易なことではないだろう。いかにしてCIIDは、学生たちに責任感を持って世界と向き合う術を伝えているのだろうか。「そもそも、強い責任感を持った学生がCIIDに集まっている、という前提はある」と前置きしつつ、マスキはこう語る。

マスキ「CIIDではすべてのプロジェクトにおいて、フィールドに出て実際に問題を抱えている方々と直接お話をしながら問題解決に臨みます。そういったコミュニケーションを通して、当事者意識や問題に対する責任感が育まれているのだと感じています。

さらに重要なのは、学生一人ひとりに、自らが社会に大きなインパクトを与えうる力を持っていると認識してもらうことです。世界はいま、大きく変わろうとしていますし、変わっていかなければなりません。そんな状況下だからこそ、一人ひとりの行動が社会に長期的なインパクトを与える可能性は大いにある。その可能性を認識してもらうことが、『責任感』につながるのだと思っています」

デザイン「だけ」では解決できない、地球規模の課題に挑む

世界を、そして未来を変えるデザインを生み出す人材を育てる場所として、CIIDはその存在感を発揮し続けてきた。しかし、マスキは「これまでは検証期間だった」と振り返る。いわば、デザイン教育のプロトタイピングを2005年から繰り返してきたのだ。

マスキ「さまざまな社会問題を解決するために、デザインができることはたくさんありますが、それだけでは不十分だということも、これまでの時間を通して実感しています。これからは、デザインのみならず、さまざまなスキルを持った人が力を合わせて問題解決に取り組む状況と場所をつくりたいと考えているんです。

まだどのような形になるかはわかりませんが、たとえば新たな学校を創設して、その中の一分野としてデザインを教えることも考えられるでしょう。他にも政策立案やストーリーテリング、あるいは金融など、社会にインパクトを与えるための必要なスキルや知識はたくさんあります。それらを包括的に教える学校づくりに挑んでみたいと思っています」

そしてCIIDもまた、新たなフェーズに移ろうとしている。

マスキ「世界のエコシステムが抱える問題を解決するためには、さまざまな地域とのつながりを構築していかなければならなりません。ですから、今後は世界のさまざまな国にCIIDを進出させていきたいと考えています。

まずはイタリア、そして近い将来には日本でも開校する予定です。その後もインド、アメリカ、アフリカとどんどんCIIDのネットワークを広げていきたい。一つひとつの学校の規模は小さくていいと思っています。世界各国に拠点を持つことによって、学生が世界中を移動しながらさまざまな問題に触れ、学べる環境をつくりたいんです。

先ほども申し上げたように、デザインだけではさまざまな問題を解決に導けません。CIIDとしてもさまざまな分野の知見を取り入れながら、カリキュラムをアップデートしていきたいと思っています」

日本においても、「デザイン教育」がさまざまなシーンで注目されるようになって久しい。それは、「デザインの力」への期待が集まっていることの一つの証左だと言えるだろう。

では、その「期待」の内実とはどのようなものか。人々がデザインの力への期待を口にするとき、多くの場合、その言葉が射程に収めているのは「ビジネス」や「産業」までのようにも聞こえる。

マスキの誠実な思いと力強い眼差しは、「デザインの力はそんなものではない」と私たちに語りかけているように思えた。2024年、日本でCIIDのポップアップスクールが開校される。そこから生み出されるのは、どのような「未来のプロトタイプ」なのだろうか。

Credit
取材・執筆
鷲尾諒太郎

1990年、富山県生まれ。ライター/編集者。早稲田大学文化構想学部卒業後、リクルートジョブズ、LocoPartnersを経て独立。『FastGrow』 『designing』『CULTIBASE』などで執筆。『うにくえ』編集パートナー。バスケとコーヒーが好きで、立ち飲み屋とスナックと与太話とクダを巻く人に目がありません。

撮影
今井駿介

1993年、新潟県南魚沼市生まれ。(株)アマナを経て独立。

編集
小池真幸

編集、執筆(自営業)。ウェブメディアから雑誌・単行本まで。PLANETS、designing、CULTIBASE、うにくえ、WIRED.jpなど。

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