日本のデザイナーコミュニティが持つ熱量により応えるため。Figma 日本語版を正式リリース

日本時間の2022年7月27日、デザインプラットフォーム『Figma』とオンラインホワイトボードツール『FigJam』の日本語版が正式にリリースされた。また、日本版公式サイトの公開、ヘルプセンターの開設、公式グッズストア「Figma Store」日本版のオープンも合わせて発表されている。

Figma日本語対応のお知らせ
https://www.figma.com/ja/figmas-journey-to-japan/
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Figmaによれば、同社のプロダクトが英語以外の言語にローカライズされるのは今回が初めてだという。共同創業者でCEOのDylan Fieldは、同日行われた記者発表の中において下記のようにコメント。同社が掲げるビジョンの実現に向けた意気込みを述べた。

日本は世界で最もアイコニックなプロダクトや革新的な企業を生み出し続けており、とても活気のあるデザインカルチャーが根付いています。日本のデザイナーコミュニティが持つ熱量により応えながら、『すべての人がデザインにアクセスできるようにする』という私たちのビジョンの実現に向けて、プロダクトをさらに発展させていきたいと考えています。

CEO & Co-founder

また、同じく記者発表に登壇したCPOの山下祐樹は開発における今後の展望について、「全てのデザインプロセスを『Figma』や『FigJam』上で行えるようにすることで、プロセスごとの分断をより解消することを目指したい」とコメントした。デザインに「コラボレーション」を生み出すツールとして、さらなる進化に期待がかかる。

なお、同社は2022年3月に日本法人の設立を発表したばかり。それからわずか4ヶ月余りでの日本版正式リリースには、発表と同時に多くの反響が寄せられた。

Figma CPO 山下祐樹


designingでは、Figmaが日本でどのような発展を見せていくのか、その動向を引き続き追っていく。その一環として、直近では同社メンバーへのインタビュー記事の複数本掲載を予定している。ぜひ、リリースされる日を楽しみにお待ちいただきたい。

img: Figma Japan提供

Credit
取材・執筆
栗村智弘

designingのメディア運営を担当。新卒でフリーランスとなり、ギルド型組織のモメンタム・ホースに所属。オウンドメディアを中心に、記事執筆やプロジェクトファシリテーションなどの実務を経験。2020年にインクワイアへ入社。企業のメディア運営や採用発信、複数のプロジェクトに携わりながら、designing編集部のメンバーとして活動中。

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