イベントのご案内:「工芸/民藝」と「デザイン」その交点を探る—ANY by designing #02

「何がデザインなのか」を問い直すイベントシリーズ「ANY by designing」。第2回目は「デザイン」と「工芸/民藝」をテーマに田房夏波さん、鞍田崇さんをお招き。単なる意匠にとどまらない工芸/民藝とデザインの交点を探っていきます。

■ 概要

セッション概要:
「デザイン」にとって「工芸」や「民藝」は大きなインスピレーションの源泉となっており、両者の交点はますます増えつつあるように思えます。2012年にプロダクトデザイナーの深澤直人氏が日本民藝館の館長に就任してから10年以上が経ち、工芸や民藝からデザインの示唆を得ようとするデザイナーも少なくありません。

「デザイン」の領域がますます拡張するいま、「工芸/民藝」と重ね合わせることで見えてくる景色とはいかなるものでしょうか? 伝統的なものづくりの世界にサービスデザインの視点を取り入れ、地域資源を活用した文化体験に取り組む田房夏波さん、哲学者として単なる造形を超えた民藝の心性を探求し、全国各地の伝統工芸の現場へのフィールドワークも重ねる鞍田崇さんとともに、単なる意匠にとどまらない工芸/民藝とデザインの交点を探っていきます。

トークトピック例:
・現代における工芸のアップデート事例
・「民藝」の心性「インティマシー」とはなにか?
・工芸とデザインの共通項/相違点
・デザイナーとして工芸から持ち帰るべきもの
 and more...

登壇者:

田房 夏波
1988年大阪生まれ。神戸大学国際文化学部卒業。英国Royal College of Artサービスデザイン修士課程修了。2011年に総合化学メーカーに入社し、経理や経営企画にて管理会計に携わった後、2015年に伝統産業の領域で事業を展開する株式会社和えるへ。自社ブランドの京都直営店の立ち上げ、ホテルの内装企画、学校や企業向けの教育プログラム開発など、日本の職人の技術や素材を活かした新規事業の推進に西日本事業責任者として従事。現在ロンドン・京都を拠点に、地域で受け継がれてきた知恵から学び、現代の実践に活かすための体験プログラムを提供するLocal Wisdom Hubの立ち上げに取り組んでいる。

鞍田 崇
哲学者 明治大学理工学部 准教授。1970年兵庫県生まれ。哲学者。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。現在、明治大学理工学部准教授。近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、現代社会の思想状況を問う。著作に『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会 2015)など。民藝「案内人」としてテレビ番組「趣味どきっ!私の好きな民藝」(NHK-Eテレ)にも出演(2018年放送)。

ANY by designingについて:
本セッションは、イベントシリーズ“ANY by designing”の第2回目です。
デザインという言葉がカバーする範囲がどんどんと拡大し、あらゆる対象・領域が“デザインの対象”になりえる時代になりました。これはポジティブな文脈でも捉えられますが、逆説的に言うと「何がデザインなのか」を問い直さなければいけない時代にもなりつつあると言える。現代において、“デザイン”とは何をなせるのか、何を担うのか。その定義を探るイベントシリーズです。

■ 開催要項

日時:
2023年9月23日 13時30分〜16時00分(13時開場)
会場:
nomena Gallery
住所:東京都台東区浅草 7-4-21 上菊ビル 2F
MAP:https://goo.gl/maps/vfNb31KnS9T1MJf59
参加費:
1,000円
定員:
20名(オフライン/着席)

■ 備考

  • 本イベントの様子を撮影した写真や映像は、designingを運営する株式会社インクワイアの管理の元、Webサイト・SNS等で使用する場合があります。不都合がある場合には、当日運営スタッフまでお申し付けください。
  • その他不明点等ございましたら、Peatixのメッセージからご連絡ください。

■ お申込

「工芸/民藝」と「デザイン」その交点を探る—ANY by designing #02
https://anybydesigning02.peatix.com/
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